2013年1月の下旬から2月の初旬にかけて、MATHRAXは岐阜県のPR事業の一環で、
シンガポール工科デザイン大学[SUTD]に活動をプレゼンテーションしに行く機会をいただきました。

その旅の様子をお知らせします。
 

シンガポールは常夏の国です。早朝、飛行機から降りた時点で27度。
日本は真冬なので夢のような不思議な気分でした。
ダウンのコートを手にかかえてタクシーに乗り込み中心街のオーチャードへ!

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街路樹は日本の2倍以上の高さがあって、まるでジャングルの中の都市です。
専用の自転車で町中のゴミを回収にくる様子をよく見かけましたが、
本当に美しく整えられた都市です。
街中では虫も見かけないほど…。
鳥は夕方都市の街路樹に帰ってくるようでとてもにぎやかでした。

 
これは夜のマリーナ・ベイ・サンズ。3つのタワーの上に船が乗っているホテルです。
このあたりの土地の建築は美しすぎて、すべてCGみたいです。

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シンガポールのGDPは日本より高く、とても豊かな国。
急成長の背景には、シンガポール国民が複数の言語(中国語や英語)を話せる事、
そして世界金融のレートの変化を身近に感じられる環境にいることなのだと
シンガポールに住む日本人の方から教えてもらいました。
(そして学生は本当に勉強熱心です…!!)

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多民族国家で中華系、マレー系、インド系の人など、たくさんの人と出会います。
日本に比べてタクシーの料金が3分の1ほどなので、移動には本当によく使ったのですが、
様々な土地の運転手さんに乗せてもらいました。

イントネーションが違ったりして聞き取れない言葉もありましたが、基本的にみなさんとても親切。
今回は一人で行動することも多かったのですが、たくさんのことを運転手さんに教えてもらいました。

もう少ししたら旧正月だから、中華系の人の運転するタクシーはほとんど休むよ!とか、
この地域の人はこのアパート郡に住んでいて、一世帯どのくらいの部屋数があって…とか、
逆に私が何をしているのか聞かれて、MATHRAXの基板を見せると
シンガポールのPCB(基板)工場の話をしてくれたり…

未知の土地でも、人々の気さくさやあたたかさに救われることが多かったように思います。
感謝…!
 

ちなみに私がとても気に入ったのが、マリーナ・ベイ・サンズの側面。
遠くから見た時には映像を投影しているのかと思っていましたが、
実は一枚一枚のプレートが風で模様を作っていました。

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魚の鱗のようにも見えるし、後ろの風景も透けて水のようにも見えます。
このオブジェは敷地内の各所にあって、別の建築からも効果的に見えたりと、
空間的な規模が大きいのが圧巻でした。

シンガポールへの旅2ではシンガポール工科大学のことを掲載します。

 

mrk