先日、渋谷のFabcafeで行われた渋谷アートファクトリー計画「Fabスターターズ ガイド」。
MATHRAXはこのゼミの第5回目の講師として、「灯りとわたしとインタラクション」という内容でレクチャーをしてきました。

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12月の講評会に向け、ゼミ生の皆さんには課題を自分なりに解釈した自主作品を制作してもらうのですが、
なんと!ゼミの後、第3回目の講師である土橋陽子さんから、
せっかくなら講師同士でも作品を作りませんか?とのお誘いを頂いたのです。
 

FabCafeのサイトより

 
家具デザイナー・ファシリテーターである土橋陽子さんは、IDEEに5年間の在籍を経て、
現在は「Design life with kids!」インテリアワークショップを主宰しています。

レクチャーされた第3回目の講座テーマは「心のスイッチを切り替える時のインテリアアイテム」でした。

 
 

今回、なぜこのようなお誘いをしてくれたのか、お話を伺ってみると…

私たちのゼミのテーマは「灯りとわたしとインタラクション」。
土橋さんのテーマである「心のスイッチをON/OFFするもの」を、
この「わたし」の部分で巧くご自分のシチュエーションに引き寄せてくれたようです。
「もの」と「こと」の組み合わせの仕方やリンクのさせ方が、絶妙な方なのだなあ!という第一印象でした。
 
また、もともと土橋さんのゼミで扱っている「インテリア用の素材」と「灯り」の相性もよいのでは?
という期待もあって、顔合わせ時にはすぐに実験もしてみました。

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そして、土橋さんがアーティストのPeter Vogelさんが大好きだというお話も。
実際に海外での展覧会に行かれたとのこと、貴重なカタログもお持ちでした。

(電子部品を扱っているところは、どこかMATHRAXと重なるイメージを持っていて下さったのかもしれませんね^^)

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写真はカタログ「Interaktive Objekte」より

1937年のドイツ生まれの方ですが、物理学者を経て、オーディオビジュアルなどにも興味を持ち、
電子部品を使ったインタラクティブ彫刻作品を作るようになったとのこと。
美しく空中配線された部品たちはとても繊細で、どこか愛おしくなる作品です。

bitforms Galleryにて行われた展覧会の記録はこちらから。
 
 
 
お互いのことを話していたら、本題に入る前に大分話が盛り上がってしまったのですが、
早速、どのように作品を作っていきましょうか?という話に。
土橋さんがゼミでも使用されている素材は、生地とバルカナイズドファイバー。

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バルカ材は、土橋さんやゼミ生の方によって様々な実験がされていて、
これは水に濡らしてみたりアイロンをかけてみたりしたもの。
手触りもよく、品があっていい質感です。

 
 

作品について、どうやら土橋さんは、
自分の家でのあるシチュエーションにヒントを得て、
一人ではなく、二人で使うものを作りたいというイメージがあるようです。

まだ完成作品がどのようなものになるかはお互い分かりませんが、
出来上がりの雰囲気や「こうなったらいいな」という自分の好みの方向を丁寧に説明しながら提案してくれました。

私たちも、出来上がるものがアイデアから派生したものでもOK?
それともたどり着くべき何かゴールを決めた方がいい?など、提案してみます。

さあ、これからどのように制作が進んでいくのでしょうか?
また進捗をお知らせしたいと思います。
 

MATHRAX