数ある印刷物の中には、質感や印刷の具合が美しく、
どうしても手放せなくなってしまうものがあります。
私は紙媒体のデザインをすることもあって、
参考になりそうなものや素材や印刷方法が気になるものを収集しているのですが、
厳選してもしても、どんどん増えていくばかり…。
先日、アイロンの熱でラミネートすることで、
紙を布のように縫えるようになる素材を試しに買ってみました。
ブックカバーになったり、ポーチにできたり…
紙が別の道具になって持ち歩けるのは不思議な感覚です。
いつもは傷つけないようファイリングし、閲覧用になっていく大好きな紙が
姿を変えようとする時、それはそれでよいのではないか、と思えるようになりました。
(モノにもよりますが…)
これは昨年のカレンダー。
針で糸を通しても破れません。
好きなものを大事にすること、
そしてものが良きようにその命を全うすること、または生まれ変わることは、
それを眺めている人の気持ちにも結構な影響を与えている気がします。
何だかあたたかく嬉しい気分になるなぁと思いました。
mrk