6月16日〜17日、下九沢付近のさんぽ&MATHRAXでワークショップを行いました。
本日のスケジュールは、さんぽ仕様のLEDデバイスを作って蛍に会いに!
今回は10人の参加。さんぽでおなじみの仲間たちが参加してくれました。
この日は朝から雨でしたが、下九沢の円筒分水(水を均等に分けるための利水施設)や、
北公園の紫陽花を見ながらMATHRAXへ。
梅雨ならではのしっとりした感じのさんぽもいいものです。
皆でお昼ご飯を食べた後、さっそくMATHRAXのワークショップを開始。
今回は「さんぽ」にちなんで、
歩く振動でLEDの光の色が虹色に変化していくというデバイスを作る事にしました!
(基板にはロゴも入れて!)
今回は、恐れ多くも「古代インドの思想」図を引用してデバイスの説明をしました。
デバイスの形としくみが、あまりにも説明したい箇所の的を得ていたので、
フィクションですが今回はこのように。
時には比喩やイメージが、ある知識の理解を助けて親近感がわくこともありますよね。
今回のデバイスは、持ち歩きしやすいよう小さく設計。
まだ小さな部品の取り付けは難しそうなので、
皆さんにはボタン電池ケースをハンダ付けしてもらうことにしました。
そして、このデバイスは回路がむき出しなので、
金属がブリッジしてショートしないよう、木の板に取り付けて保護することにしました。
LEDの光を活かすいろいろな形をさがしてスケッチ。
おやつのバナナだってトレースします…!
そしてスケッチを板に貼付けて糸のこでカット。
皆どこか、アイデアや線に個性が見えます…。
そしてよくぞこんなに細かい形を…!この根性も素晴らしい。
誰にも真似出来ない作品です。
木にデバイスを固定して完成!
出来上がったデバイスを持って、蛍を見にトワイライトハイクの出発。
蛍の出現は日没〜1時間との情報。少し早足で目的の谷戸へ向かいました。
45分ほど歩いて、目的地にたどり着きましたが、
なんと一匹も見あたらず唖然…。
地元の人に聞くと「きのうはいたんだけど…」とのこと。
ようやく一匹見つけた時には歓喜の悲鳴が起こりました(笑)
でも、しばらくすると次第にたくさんの蛍が姿を現しはじめて
谷戸の奥にはたくさんの光の粒が出現したり消えたり…
非日常の風景が広がっていました!
韓国から来たキムさんは蛍が初めてでしたが、
なぜか蛍の方から寄ってきて手にとまったりと、すごく仲が良さそうにしたのでびっくり。
蛍は「LEDのデバイスなんかまだまだだなあ〜」と思わせるほど、自然な明滅をします。
今回は電子デバイスの制作だけでなく、
本物の蛍にも先生になってもらう初のワークショップとなりました。
mrk