六甲ミーツ・アート芸術散歩2020に出展した「風のうたよみ」の様子をご紹介します。
photo:kenji kagawa
「風のうたよみ」は、人と自然とデジタルとの共存をテーマにした体験型のインスタレーションです。木々の豊かなガーデンに、さまざまな種類の鳥の木彫が配置されており、体験者がこの木彫をなでることによって鳥がさえずります。
音は、自然環境の録音や鳥の鳴き声の特徴的な波形をデジタル加工したもので、鳥の声をきっかけにガーデンの中をサラウンドに音の風が通り過ぎてゆくような感覚を体験できます。体験者の「ふれる」行為が「音」となり、人や環境とつながっていくことで、それぞれに新しい世界をイメージさせる作品です。
映像はこちらからどうぞ。
ガーデンの中の10匹の鳥たち
会場に来てあたたかい言葉をかけてくださった来場者の皆さま、ありがとうございました。
皆さんとお話をしていると、六甲ミーツ・アートは本当にたくさんの人々に愛されているイベントなんだなあと改めて感じます。中には、毎年ご友人と六甲ミーツ・アートを見にくるという方がいたり、私たちが過去に出展した六甲ミーツ・アート2013の作品「そらのしらべ」を覚えてくださっている方もいて、私たちも思わず感動してしまいました。
コロナの自粛生活の中で危うく薄れそうになっていた様々な記憶が、何気ない会話や笑顔によってまたつながりを取り戻しはじめたかのような、そんな時間でした。
こちらの作品は、六甲ミーツ・アート閉幕後もしばらく六甲オルゴールミュージアムの中庭にて展示されています。六甲山におでかけの際はぜひご体験ください。
この場を借りて「風のうたよみ」の制作、イベントの運営に関わってくださった全ての方に御礼申し上げます。
ザ・ナイトミュージアムの際の「風のうたよみ」の様子はこちらからどうぞ。
MATHRAX