ひかりのミナモは、カモメの形をしたLEDの照明です。
スマートイルミネーション横浜2014の出品作品として、
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの1Fロビーにて展示させていただきました。
作品のコンセプトは、水面(みなも)に映る光でした。
以前から、かもめが空を漂う姿は、どこか海の波の形にも見えるなあ…と思っていたのですが、
これを光の表情で表してみたかったのです。
実際にカモメを展示してみると、
移りゆく光は、アイデアを考えた時よりも、たくさんの見え方をしているのに自分たちでも驚きました。
例えば、2Fからエスカレーターを降りている時には、カモメと一緒に飛んでいるような気分がしたり、
1Fから見上げた時には、昔、海に潜った時の、
光が差し込む水面を見上げるような感覚を思い出しました。
ホテルのお客さんの中には、誰かと待ち合わせをされていたのか、
無意識にカモメの下に佇んで、光に包まれているように見える方もいて…
私たちもパブリックな空間に作品を展示させていただく面白さを体感することができました。
このカモメの形は、三角形の基板をそれぞれコネクタでつなぐことで作られています。
三角形は、組み合わせれば他にもいろいろな形が作れる形です。
カモメの形の他にも、星型にしたり、文字を形作ったりしてサインにするのもいいな、と考えています。
photographer KENJI KAGAWA
(基板の写真のみMATHRAX撮影)
お世話になりましたイベントの事務局の方、作家さん、ボランティアスタッフさん、ホテルの皆さま、
そしてイベントまで足を運んで頂いた方々、高い脚立に登って写真を撮ってくれたKENJI KAGAWA!
いつも応援をしてくださる皆さんに支えられての作品制作だと思います。
この場を借りまして、御礼申し上げます。
MATHRAX