2017年1月21日〜2月28日、漫画「宇宙兄弟」の30巻発売を記念してFabCafe Tokyo(渋谷)にて「FabCafe x 宇宙兄弟 Special collaboration vol.2」が行なわれています。
MATHRAXは宇宙兄弟のファンとして、ムッタとヒビト兄弟がいつか一緒に月面に立てるといいなあ…と願いつつ、「Moonlight Brothers」というタイトルで室内用LED照明を制作させていただきました。
かなり限定された販売数ですが、今回は3ヶのみ販売させていただいております。
イベント期間中はFabCafeにて展示しておりますので、この機会にぜひともご覧くださいませ。
2月1日(18時0分)~2月28日(10時0分)は宇宙兄弟のOfiicialWebサイトの公式STOREからも
販売されています!
LED未点灯時
LED点灯時 / 設置方法はスタンドへの立てかけと壁掛けの2種類
Moonlight Brothers 〔電子基板の屋内用照明〕
外 寸:幅290×高さ290×奥行き31mm、照明付属ケーブル約1.5m 、アダプタケーブル1.5m
素 材:電子基板、LED、電子部品、アクリル、ネジ
電 源:アダプタ〔AC100V-240V DC5V 2.0A〕
付属品:スタンド(樹脂)、壁掛け用の紐
消費電力:最大時約10W
重 量:約630g(照明本体のみ)
LED:光のグラデーションは4分ほどのループとなります。
設置方法:スタンドへの立てかけと紐を使用した壁掛けの2種類
価 格:47,000円(税込50,760円)
〈使用上のご注意〉
・電子基板は、絶縁コートをしておりますが内部では通電しています。
水濡れ、埃の堆積などによるショートにご注意ください。
・LEDの光はとても強いため、照明裏部の光を直視し続けないよう
お気をつけください。
〈お手入れ方法〉
・中性洗剤と水を含ませた布を固く絞り、
基板やアクリルに傷がつかない程度に拭き上げてください。
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Moonlight Brothers 制作にあたって
今回の制作にあたり、昨年12月頃からじっくりと「宇宙兄弟」を読ませていただいたのですが、
人間が宇宙に行くという(途方もないようにも思えること)が、個人の思いとなって次第に芽を伸ばし、
たくさんの人々や事柄とつながっていく様子がとてもあたたかに描かれており
気付けば、ムッタやヒビトたち兄弟たちと一緒に宇宙を目指しているような気分にさえなってきます。
(ものづくりやファブリケーションに通ずる部分もあるのが嬉しい!)
この作品は、二人が一緒に月面に立てるといいのに!という願いとともに
宇宙の壮大さ、不思議さ、同時に地球の美しさ、かけがいのなさにも思いを馳せながら
その時間をゆったりと感じられるものになるといいなと考えました。
参考・引用:「宇宙飛行 行ってみてわかったこと、伝えたいこと」若田光一著(日本実業出版社)
宇宙空間から見る光はどこかLEDの光の質感にも似ている
参考資料として読んでいた宇宙飛行士・若田光一氏の「宇宙飛行 行ってみてわかったこと、伝えたいこと」(日本実業出版社)は、宇宙兄弟のファンの方なら漫画の内容と相まって最高にリアルに感じられる書籍かもしれませんが、「宇宙空間から見える昼と夜の境」と注釈のあった写真は、
まさに私たちが表現したかった光の様子を表しているものです。
作品のLEDの光の変化は、写真では分かりにくいのですが
様々な色の光のグラデーションがゆったりと時間をかけてループ再生されています。
以下の写真がその一部となりますが、
月には、私たちが(もちろん地球上で)撮影した様々な空の写真、
ムッタとヒビトには、鉱物や石の写真から色を抽出し、光のパターンを構成しています。
LEDの光の色は、今までMATHRAXが撮影した写真から抽出して構成(北海道・知床)
また、普段はあまり人目に出ることのない電子基板ですが、
今回はそのシンプルな素材の美しさにあやかって月の神秘的な佇まいのイメージに重ねてみることに。
冬場、私たちの作業場には柔らかい西日が差し込むのですが、
そのような時は、月の基板の銀色のパターンに周囲の様々な色が映り込んで金色に見えることも…。
撮影時にはこのような様子になりました。
これからの季節、一体どんな光が映りこんでくるでしょうか。
ぜひファンの方にも見て体験していただけると嬉しく思います。
1/23(月)には待ちに待った宇宙兄弟の30巻が発売とのこと。楽しみです!
MATHRAX