2011年の東日本大震災から5年が経とうとしています。

 
以前、津波で亡くなられた陸前高田の女性、佐藤淳子さんが生前詠まれた和歌を題材に
作曲家の宮内康乃氏が聲明(しょうみょう)曲を公演された記事を紹介させていただきました。

今年はこの公演を「東日本大震災 追悼回向コンサート」として
3月8日(火)に陸前高田市コミュニティホール(シンガポールホール)にて開催することが決まりました。
 
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photo KENJI KAGAWA

 →2014年に神奈川県立音楽堂にて行われた公演の記事はこちらからどうぞ。
  宮内康乃氏の聲明曲「海霧讃歎」
 
 
また、3月6日(土)〜8日(火)には、和歌を読まれた佐藤淳子さんのご子息である
フォトジャーナリストの佐藤慧さんの写真展「Fragments 東日本大震災の記憶」が
同ホールのエントランスロビーにて同時開催されます。
 
今回の公演決定に際し、MATHRAXは広報美術のデザインに関わらせていただきましたが、リサーチのために
佐藤さんの写真集「Fragments 魂のかけら ー東日本大震災の記憶」(かもがわ出版)やブログを拝見し、
写真に表れるお人柄、真摯で優しい目線に、こちらが勇気をいただいた思いでした。
 

photo 佐藤慧

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公演のフライヤー

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宮内康乃氏と佐藤慧氏の表現には、すべてのものへの深い祈りがあるという部分で共通しています。
3月8日は聲明の響きに包まれながら、ともに祈る時間となればと思います。
ぜひ会場へお越しいただければ幸いです。
 
 
 
 
東日本大震災 追悼回向コンサート「海霧讃歎」 〈入場無料〉

日 程 2016年3月8日〈火〉
会 場 陸前高田市コミュニティーホール〈シンガポールホール〉
    (陸前高田市高田町字栃ヶ沢210番地3)
時 間 18時開演(17時半開場)
演 目 真言宗、天台宗による古典聲明(唄、散華、対揚、般若心経など)
    新作聲明「海霧讃歎」(作曲 宮内康乃)
出 演 声明の会・千年の聲〈迦陵頻伽聲明研究会/七聲会〉

    ◇開演後、佐藤慧・宮内康乃によるトークと
     僧侶、宮内による読経を含む声のワークショップがあります。
    ◇三月六日|八日 佐藤慧 写真展「Fragments 東日本大震災の記憶」を
     エントランスロビーにて同時開催いたします。

主 催 佐藤慧・宮内康乃
助 成 企業メセナ協議会 GBFund(東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド)

お問い合わせ〈公 演〉miyasno[a]gmail.com
      〈写真展〉kei.highlife[a]gmail.com

アクセス JR大船渡線BRT「陸前高田駅」
     またはバス停「陸前高田市役所」下車 徒歩5分 ※駐車場 無料

Facebook:東日本大震災 追悼回向コンサート「海霧讃歎」
 

以下、公演のフライヤーより

新作聲明「海霧讃歎」は、津波で亡くなられた陸前高田の佐藤淳子さんが
生前詠まれた和歌を祈りの言葉とし、弔いの音楽として新たに作曲された聲明曲です。
作曲家・宮内康乃と、和歌作者のご子息である佐藤慧、晃兄弟との出会いにより生まれました。

震災から5年目となる今、この「海霧讃歎」を、和歌が生まれた陸前高田の地にて
僧侶たちの聲を通して、大地に、海に、空に、人々の心に届けることができたらという
作曲当初からの願いにより本コンサートを企画しました。

聲明の声の響きに包まれながらともに祈る時間を、多くの皆様とご一緒できればと願っています。

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「弔いのための新しい聲明曲、被災地にとどけ」
本活動のためのご寄付を募集しております。
ご賛同いただけます皆様のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

また、本企画への御寄付は税制優遇の対象になります。
詳しくは企業メセナ協議会のページをご覧ください。

 
 
MATHRAX