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リモシリーズは、誰もが毎日必ずオンオフするスイッチを、少しだけ楽しくしてくれるリモコンの作品です。
2009年に発表したリモクマに引き続き、リモブックスという本の形をした作品も仲間入りしました。

 
 

remo books〔リモブックス〕2013
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remo-kuma〔リモクマ〕 2009
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2009年制作の、シロクマの形をした「リモクマ」は、
頭をトントンすると電球を灯してくれ、お尻をトントンとすると電球が消え、
背中をなでると明るさを変えることができるリモコンでした。

動画はこちらから。

 
 

リモブックス

このリモブックスは、本の形をしたリモコンです。
本の表紙にふれると、家電照明をオン、オフしてくれます。
また、本棚の一番端っこに立てかければ、本棚ごしにも、オンオフすることができます。

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▼本棚の一番端に本を入れて…その裏の本棚側からタッチ。
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既存のスイッチから自分専用のスイッチに

実は先日、作業部屋の照明スイッチにガタがきて、壊れてしまいました。

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このスイッチの形、おそらく何十年も変わっていないかもしれません。
今まではスイッチは全て同じような形、同じような場所にあるというのが当たり前でしたが、
ふと、人それぞれのライフスタイルに合わせた仕様を、日々の生活に追加してもよいのでは?と思ったのです。

たとえば、階段を降りている時に何気なくさわってしまう木の柱とか、
本棚から本を探している時に、思わず読みふけってもたれかかる本棚の縁とか…
何気ない動作がスイッチになってもよいのでは?と。

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リモブックスは、今までインターフェイスとは思えなかった家具でも、
新しい機能を追加することができます。

たとえば、こんなことも想定できます。

 ・机の下に設置     → 机をさわると扇風機が回る
 ・引き出し越しに設置  → 開ける時に照明が点灯する
 ・出窓に置く      → クリスマス照明が点灯
 ・作業用の机の縁に設置 → 集塵機がONになる(MATHRAX希望!)

それは自分の使いたい場所への追加だけではなく、人への気遣いやサプライズでもいかもしれません。

大切にしたいもの、何年も使っていきたいもの、それらを捨てたり買い替えたりせずに、
現代の便利さと共存できるようなプロダクトがあればいいなあと思ったのがきっかけでした。

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季節はまもなく冬。
私たちもリモブックスでオンオフができるクリスマス照明を設置してみようかなあと思っています。

 

MATHRAX