2016年7月17日(日)〜 9月4日(日)、神奈川県・茅ヶ崎市美術館にて
MATHRAX初の展覧会「夏の福袋 じぶんのまわり -耳でながめて 目でかいで 鼻でふれて 手できいて- 展」を開催いたします。
 

私たちはまだまだ制作の渦中ですが、ぜひとも茅ヶ崎の柔らかい空気、海、美味しいものを味わいに!
皆様お誘い合わせのうえ、お越しくださいませ。

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design MATHRAX

 
展覧会の開催にあたり、少し私たちのバックボーンを書き留めておこうと思います。
私たちもまだどのような展覧会になるか、予想がつかないのですが…!^^;

 

じぶんのまわり?

 
展覧会名でもある「じぶんのまわり」。
文字通り、じぶんの「周辺」のことです。

周辺という言葉は、たとえば「自分の家の周辺」というように
何か中心となるものがあるからこそ存在している言葉のようにも思えます。

 
じぶんの「周辺」。 じぶんの「中心」。

それは自分にとって、いったい何をさすのでしょうか。
また、そのふたつの間には境界線はあるのでしょうか…?
 
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photo KENJI KAGAWA

 
人に自分の紹介をするとき、
なんと言ったらよいか、少し迷うことがあります。

相手にとってどんな情報が必要そうか、ということも考えますが
「○○を勉強している学生です」とか「○○の会社で働いています」などの自己紹介をした後に
ふと「そうか、自分ってこういう人なのか…」と人ごとのように思うことがあります。

○○会社で働いている自分がどこか幽体離脱したように思えるかのような、不思議な感覚です。
(そう感じない方ももちろんいると思いますが…^^;)
 
わたしたちは互いに性質の違う二つの世界やシステムが接する境目に
本当の「じぶん」の存在は生まれるのではないかと考えています。

自分と友達のあいだ、自分と学校のあいだ、自分と企業のあいだ、会社同士のあいだ、
自分と地域のあいだ、自分と国のあいだ、自分と自然環境とのあいだ…

人は、何かその関係性に差異を感じた時に、自分というものを意識するのかもしれません。

その境目は、時と場合によっても変化し、人によっても様々で
変幻自在なもののようにも思います。

 
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さて、少し話が変わりますが、
普段の生活において電気や電波は、私たちにとって欠かせないものになっているでしょう。

最近の情報化社会においてはビッグデータとかIoTと呼ばれる言葉が流行っているようです。
IoT(Internet of Things)は、もののインターネットとよばれ、どこか不思議な響きがあります。

近年の人がインターネットにアクセスして情報をとりに行くという方法から、
むしろ情報の方がものや人を媒介して世の中を行き来するような
関係性になっているように感じられます。

ものに役割やアイデンティティがあるのではなく、
役割や情報がものを行き来するようなイメージでしょうか。

例えばスマートフォンは、時計、電話、インターネット、ゲーム、カーナビ、
ヘルスケア用のデバイスとして、恋人がわりとして…。かなり多才です。

それは、まるで中心と周辺が入れ替わるような変化でしょう。

私たちはどんな情報にでも手が届くような状況になったようにも感じます。
しかし同時に何か大きなシステムの一部として動かされているような気がしないでもありません。

 
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情報は、森のように生きていて、とらえどころなく存在しています。

そんな森で迷ったら、まずは
耳でながめて 目でにおって 鼻でふれて 手できいてみるのがいいのかもしれません。

自分の存在と結びついている「感覚」は、
森を見渡す術を編み出し、進むべき道を知る手がかりになることでしょう。

今回の展覧会の関連プログラムは、
五感や、普段と違う感覚の使い方にフューチャーしたイベントなどが複数開催予定です!
ぜひそちらへもふるってご参加ください。

 
 
 
 
 
 

夏の福袋 じぶんのまわり -耳でながめて 目でかいで 鼻でふれて 手できいて- 展

会 期:2016年7月17日(日)〜9月4日(日)
休館日:月曜日(ただし、7月18日の祝日は開館)、7月19日(火)、20日(水)、8月12日(金)
開館時間:10:00~18:00 (入館は17:30まで)
観覧料:一般:500円(300円) 大学生:300円(250円) 高校生以下:無料
    市内在住65歳以上・市内在住の障害者およびその介護者は無料
    ※( )内は20名以上の団体料金
会 場:茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3 (神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45)
主 催:公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
協 力:茅ヶ崎市立西浜中学校、茅ヶ崎市立松林中学校
特別協力:株式会社資生堂
助 成:美術館連絡協議会

 
▼茅ヶ崎市美術館の情報ページはこちらからどうぞ。

 
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作品「language」について

昨年、銀座資生堂ビルにて行われた「LINK OF LIFE さわる。ふれる。美の大実験室 展」出品の「language」(資生堂の研究員の方と東京おもちゃ美術館〔NPO法人日本グッド・トイ委員会〕とのコラボレーション作品)も展示いたします。

▼資生堂「LINK OF LIFE」サイトはこちらからどうぞ。
 
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今回のイメージ写真も、いつもお世話になっているKENJI KAGAWAが撮ってくれました。
いつも難しいコンセプトを投げかけても、きちんと汲んでくれる姿勢に大感謝です。

夜明けの茅ヶ崎の海は、何かを予感させるような表情と、あたたかく美しい光の表情の両方がありました。
ぜひ別ショットも機会をあらためてご紹介したいと思います。

 
 
MATHRAX