資生堂の研究員の方と共同制作した作品「language〔ランゲージ〕」が、資生堂の研究所内で展示されています。
(※ 今回は一般の方への公開はしておりません。ご了承ください。)
language〔ランゲージ〕は、触れる行為と光・音・香りをつなぎ、
文字や言葉とは異なるコミュニケーションの可能性を探るための作品でした。
2015年に銀座資生堂ビルで開催された「LINK OF LIFE さわる。ふれる。美の大実験室 展」を発端に、
2016年には茅ヶ崎市美術館や、株式会社日建設計ギャラリーでも展示をさせていただきました。
搬入・組立中は、オブジェや香りに気づいて気さくに話しかけてくださる社員の方も多く
「コンセプトや実際の制作まで、研究員とはどのようにして作り上げたのですか?」という質問があったり
すれ違いざまに「組み立てを手伝いたいな〜」と言ってくださる方がいたり、
「ヤスリは何番まで使う?」なんていう話が出たりも…。
メイキングにも興味を持ってくださる方が多いのが印象的でした。
研究員の方からは、作品の要素が商品開発や研究に生かされつつあるとのお話を伺い、
お互いに様々な分野で次につながる手応えを得ることができているということに嬉しさを感じます。
研究の分野も表現についてもそうなのかもしれませんが、
分野と分野の間にこそ、手が届きそうで届かなかった面白い何かが隠れているような…そんな気がしています。
ご協力をいただきました資生堂の皆さま、今回も什器組立をお手伝いくださったイヌイットファニチュアさん、
ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
language
〈制作〉
中西 裕子・松本 薫/資生堂グローバルイノベーションセンター
久世 祥三・坂本 茉里子/MATHRAX
〈協力〉
東京おもちゃ美術館(NPO法人日本グッド・トイ委員会)
茅ヶ崎市美術館、有限会社イヌイットファニチュア
MATHRAX