世界の音を楽しむ旅「サウンドバム・プロジェクト」。

音のガイド(サウンドデザイナーやサウンドエンジニアの方)と一緒に
音を通して旅先の魅力を味わうという、1999年から開催されている旅のツアーです。

ワイルド・ナビゲーションという旅行会社を通して誰でも参加することができるのですが、
なんと今年、しばらく休止していたツアーが復活します!との噂を聞き、
思い立ってミャンマーの旅(2017.3)に参加してきました。
 

そんな旅の様子をダイジェストでご紹介します。

出発前に音のガイドから録音機材のアドバイスがもらえるのが嬉しい.

 
 

ミャンマーは、ここ最近まで閉鎖的な政策が続いていたようですが
2016年に(過去50年以上の中で初めて)民間指導者による政権が誕生したことで
今まさに民主化や経済発展が進み出し、観光も世界に開かれるようになっている真っ只中なのだそうです。

世界が少しずつ開かれ、今まで私たちが知る由もなかった空気に触れるとき、
ミャンマーという国の音、音の質感がどのように感じられるだろう?

音の旅で自分の感覚の反応を見てみたい、あとは久しぶりに音そのものに没入したい、
そんな気持ちで出発しました。
 

ヤンゴン空港


 
1日目は約7時間のフライトでミャンマーの入口・旧首都ヤンゴンへ。
飛行機の中では、隣の席のミャンマー人の女の子が、親切に挨拶の仕方や旅の見所を教えてくれた。
ちなみに「こんにちは」は「ミンガラバ」。

ヤンゴンに降り立った後は、ショッピングセンターのレストランで夕飯のヌードルを食べながら
現地の旅行会社TAIYO Travels & Toursさんと旅程のミーティング。
ホテルに着くと、今回の旅のメンバーとミャンマービールで再び顔あわせ。
異国の香りのする暖かな夜の空気、そして聞きなれないミャンマーの言葉や音に少し夢見心地に。
 
2日目は5:30にホテルを出発し、再びヤンゴンの空港から、古都マンダレーへ北上。
そこから70kmほど離れた高原の町「ピンウールィン」へ車で向かいます。
 
 

ピンウールィンの市場へ

 

音のガイドの川崎義博さんと岡田晴夫さん. 今回は全4名での旅

 
 

音を録り、写真も撮り、買い物もしたいので市場を何周もする

女性が頰につけている日焼け止め兼化粧品「タナカ」. 練り粉タイプから挑戦!

 
 

人々はみな気さくで丁寧な印象. 話し方の音量やトーン、張りは日本人と似ている?

 
 

お昼はビルマカレー(油戻し煮)や野菜の付け合わせなど

 
 

イギリス統治時代に作られた別荘が多く馬車もこの地域ならではの形

 
 

国立カンドーヂー植物園で鳥の声や竹林の音を集めてみる

 
 

レコーディングを始めると各々自分と対象に向き合う時間になる

ガイドのウェさんも試聴

 
 
 
 

列車が駅に到着する音もすかさず聴きに行く

 
 

コロニアル様式のホテル

時折おばあちゃんの幽霊が出てくるらしい…という噂を聞いて皆で探しているところ

 
 

Kandawgyi Hill Resort

 
 

旅慣れた素敵なメンバーとともに. vol.2へつづく

 
 
MATHRAX