2016年に「じぶんのまわり」展(茅ヶ崎市美術館)で展示された作品「ひかりのミナモ」のご紹介です。

photo kenji kagawa

 
じぶんのまわりに存在するさまざまなもの。
鉱物、植物、動物、人間、精神、宇宙を象徴するモチーフを光そのもので表した作品です。

ひかりのミナモシリーズは、美大のころ、油絵を学んでいた久世の「光そのものを絵の具のように扱いながら風景を描きたい」という発想から生まれたものです。

映像「ひかりのミナモ」 ※音声は隣の展示の作品「ステラノーヴァ」のものです。

一般的に、LEDはモニタや照明として使われていますが、私たちは光そのものが、人にある風景を思い出させたり、そこにはないものを人の中に生む媒体としても捉えられると考えています。

昔はLEDの新色が発売されると、新しい絵の具が増えたように嬉しい気分になった、と久世は言うのですが、この作品では、水面に映る光のように移り変わる光そのものを風景として表現しています。

また、今回は「じぶんのまわり」展の仕様により、茅ヶ崎の気温の変化などの情報をインターネットから参照して光の変化に反映させています。

モチーフの光の色と揺らぎは、私たちが旅先で撮影した写真から情報を抽出し表現しています。

宇宙の星・鳥・人間の精神・植物など

 
 
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