東南アジア4ヵ国を旅しながら音楽と芸能をリサーチする旅に出ている作曲家・宮内康乃氏と、タイの古都チェンマイをめぐった3日間の様子(vo.3)をご紹介します。
Third day
はやくも最終日。
この日は、旧市街の東側にあたる市場や、その隣のピン川周辺をまわってみることに。
コウラウン
Raming Tea House Siam Celadon
翡翠色のセラドン焼き
カフェの中庭を見ていたら、タイ・バンコクから来たというマダムににっこりと話しかけられます。
タイのチェンライ(チェンマイから車で2hくらい)で起きている
サッカーチームの子供達が洞窟に閉じ込められてしまっている事件も大変そうなのに
日本の長雨による洪水や土砂災害のことを心配してくれているようでした。
またバンコクにも行く機会があれば会いたいな、と思うような素敵な笑顔でした。
ターペー通りのラミン・ティーハウスの横路地を入っていくと、色鮮やかな衣類雑貨店が見えてきます。
タラート・モンと呼ばれるモン族の市場です。
モン族の市場
北タイには、カレン族、アカ族、モン族、ヤオ族、リス族などの様々な民族が住んでいるそうで、
衣装のつくりや装飾にもそれぞれ特徴があるようでした。
この鮮やかな色彩感覚はどこから生まれるのか…。
もし時間があれば、山岳地方にも行ってみたかったなと思いました。
ぎっしりと美しい刺繍が施されたポーチや財布をじっくりと見て、お土産に。
ワロロット市場
ワロロット市場からピン川を渡ってジャルンラート通りの方へ
ネットで施錠・開錠しながら使えるどこでも乗捨て可能な自転車
伝統の織物を今のライフスタイルに合わせて販売しているショップ・ヌサラー(Nussara)
Woo Cafe & Art Gallery
スタイリッシュすぎて通いたくなってしまう
ロイクロ・タイマッサージ&ヨガのスクールへルーシーダットンを習いに
いたるところにゾウがいて和みます
Vieng Joom On Teahouse(ヴィアンジュムオンティーハウス)
ようやくお土産を買い始める
Old Chiangmai Cultural Center
ランナー王朝時代の宮廷料理・カントークのディナー
タイ北部の伝統舞踊
豊かな芸術や芸能、丁寧に織られた織物、美味しいけど辛い料理、
そして何よりも人々の優しさが忘れられません。
何百年も変わらないもの、もしくは長い時間をかけて育てられてきたものが
優しく、美しくあることの大切さを知ることができた旅でした。
忙しい中、私たちのために時間を割いてくれた宮内氏に大感謝です。
今後の旅路もたくさんの人やものごととつながって素晴らしいものになるよう祈っています。
MATHRAX