2019年の夏に茅ヶ崎市美術館にて開催された展覧会「美術館まで(から)つづく道」。展覧会に至るまでのリサーチとして茅ヶ崎でのフィールドワークを行った様子を紹介しています。
2018年3月25日の第二回目は、そよちゃんという2才の子とそのお母さんの美帆さんと共に茅ヶ崎を歩きました。表現者は、画家の原良介さんです。この日は、茅ケ崎駅前の濱田屋さんでお弁当を買い、雄三通りを通って美術館に向かってみます。
フィールドワークやワークショップの様子は、茅ヶ崎市美術館のブログでも詳しく紹介されていますので、ぜひそちらもご覧ください。(記事の下にリンクを記載しています)
photo: kenji kagawa
そよちゃんの乗るベビーカーを押す美帆さん
そよちゃんのお父さんでもあり画家の原良介さん
2才のそよちゃん
お弁当を選んでさっそくフィールドワークに突入
bowl market juice & deli
誰しもこの高さの目線のころがあったと思うと感慨深い
雄三通りから一本中の道に入る
発見するもののサイズが違う
階段の一段一段が大きく見える
アリにびっくりして踏み潰してしまう
松ぼっくりを発見
フィールドワークの気づきを小さなアートワークに.
共感のための感情マップを作成していく
そよちゃんの階段や坂を登ったり降りたりする姿から
「自由な空間での負荷が好き」という言葉が出てきた
今回はクリアファイルと絵の具を使ってアートワークに挑戦
それぞれのアートワークを共有したら
すかさずもう一ラウンド
原さんは斜面の負荷をピンクとグリーンのグラデーションに.
このフィールドワークがどのように形になっていくのか期待が膨らむ
参加者プロフィール
原 そよ
2 歳の子(当時)
原 美帆
母親/ベビーカーユーザー
原 良介
画家
1975年神奈川県生まれ。複数の時間や異なる空間を一つのキャンバスに描く絵画作品を制作。事象を概念的要素のみで描くことを試み、絵を描くことは次元の移動を可能にするという意識で制作している。
第二回フィールドワーク&ワークショップ 参加メンバー
感覚特性者
原そよちゃん(2才の子/感覚特性:小さな子)
原美帆さん(そよちゃんのお母さん)
表現者
原良介(画家)
コアメンバー
鎌倉丘星(株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ取締役/弱視・車椅子)
久世祥三(エンジニア/アーティスト/湘南工科大学教員)
坂本茉里子(デザイナー/アーティスト)
藤川悠(茅ヶ崎市美術館学芸員)
サポーター&リポーター
野呂田純一(公財)かながわ国際交流財団 副主幹
岡崎凌大(湘南工科大学総合デザイン学科 久世研究室)
記録
香川賢志(写真)
金明哲(映像)
〈企画〉茅ヶ崎市美術館
〈主催〉公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団/公益財団法人かながわ国際交流財団
〈協力〉湘南工科大学総合デザイン学科/㈱インクルーシブデザイン・ソリューションズ
〈関連事業〉MULPA(マルパ):Museum UnLearning Program for All/
みんなで“まなびほぐす”美術館―社会を包む教育普及事業―
マルパ特設サイト
▷ 関連記事:茅ヶ崎市美術館「美術館までつづく道」レポート5
▷ 関連記事:茅ヶ崎市美術館「美術館までつづく道」レポート6
MATHRAX